【シチリアの太陽と海の味】ケイパー香る地中海パスタ🇮🇹
こんにちは。ciao!
イタリア料理とパンの教室ラクッチーナサッチを主催してます。
料理家の藤野幸子です。
今回は、シチリアらしい夏の風を感じる一皿を作りました。(夏になるとこのパスタが食べたくな理ます)
主役は、あの「ケイパー(capperi)」!
南イタリアらしい力強い味わいと、ふわっと鼻をくすぐる香りが特徴です。
日本では、サーモンの飾りくらいしか知られてないケイパーですが、南イタリア、特にシチリアではなくてはならない食材。
📸 シチリアのケイパーパスタ 久しぶりに作りました。

ケイパーってどんな食材?
ケイパーとは、「カラスノエンドウ」のつぼみを塩や酢に漬けて保存したもの。
シチリアでは、太陽の下で育てられたケイパーがたくさん収穫され、
とくに「パンテッレリーア島」産のものは香りが高く、世界的にも有名です。
塩漬けケイパー vs 酢漬けケイパー、何が違うの?
📸 塩漬けケイパー

📸 酢漬けケイパー

比較項目 | 塩漬けケイパー | 酢漬けケイパー |
---|---|---|
香り | 強く、深みがある | ややマイルド |
保存法 | 天日干し後、粗塩に漬ける | 酢・ビネガーに漬けて瓶詰め |
使い方 | 使用前に塩抜きが必要 | そのまま使える |
向いている料理 | 煮込みやソース、パスタなど | サラダや前菜、軽めの料理に◎ |
塩漬けケイパーは、手間は少しかかるけれど、
シチリアの空気がぎゅっと詰まったような、味の奥行きが感じられます。
どちらがいいのかというと。実は、どっちといえません。
ケイパーといえども、それぞれ全く違く味なので、実際、お料理に合わせて選んでます。
「ケイパー」と聞くと、ちょっと脇役のように思えるかもしれませんが、
シチリアでは主役になることもある、大切な味のアクセント。
素材を選ぶこと、塩抜きのひと手間を惜しまないこと。
それが、シンプルな料理をグッと格上げしてくれる秘密です。
ぜひ、塩漬けのケイパーを使って、シチリアの風を感じるパスタを作ってみてくださいね。
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