ciao!
イタリア料理教室ラクッチーナサッチ の藤野幸子です。
毎年、南イタリアへ食のツアーを開催しています。
今回は、ナポリのピザ屋さんの話を思い出しながら
ピザについて皆さんにお伝えしたいと思います。
イタリア料理を語るのに外せないピザですが、
ピザは、粉と水とイーストを使って生地を作って、好きな具材をトッピングして焼くだけの簡単な料理。
簡単とはいえ、実はピザはとても奥が深いのです。
粉の種類、発酵具合、生地の丸め方などによって全く違う状態に仕上がります。
シンプルな料理ほど、難しい!!
以前、ナポリに行って
有名なピザ屋さんのはしごをしたことがあります。
シンプルなトマトソースを注文。見た目は変わりません。
でも・・
同じナポリのピザでも、もちもちした感じや味が全然違いました。
なので、日本のピザ、イタリアのピザ、アメリカのピザを比べたらその違いは大きいわけです。
特にアメリカのピザとイタリアのピザはだいぶ違います。
アメリカのピザは、チーズやらハム、コーンなど好きなものをとにかくのせて具だくさん。
アメリカの具沢山ピザ↑
一切れ食べるとお腹いっぱいになってしまいます。
それに比べて
イタリアのピザは生地が主役。
生地のもちもち、香り、味を楽しみたいので具材は山盛りにしません。
サッとトマトソースを塗っただけのシンプルなピザは最高です。
なので、ピザを作る人は、具材は二の次。
いかに美味しい生地を作るかに集中するわけです。
ピザを作るのに
特にピザ窯は大切です。
イタリアでは400度以上になる石窯を使います。
ピザを作りますが、流石にこの温度は無理。
日本でもお寿司屋さんのお寿司と家のお寿司は違うように
イタリアでもピザ屋のピザと家のピザ違うものです。
ピザ屋さんのピザは、高温で焼きますが、家庭のオーブンはせいぜい300度。
日本では。特に家庭ではそういうピザを作るのはなかなか難しいですね。
でも大丈夫!
魚グリルがあれば、その中で焼くことで400度のオーブンと近い状態になります。
よかったら是非、お試しくださいね。
焦げ焼いので注意をしてくださいね。
このブログを書いた藤野幸子はこんな人です。
結婚して、すぐにイギリスとドイツに駐在することになり、その間にヨーロッパだけでなくアフリカ、中近東 など数多くの国を訪ね、いろいろな料理や文化に触れることができました。 フランクフルトのイタリアレストランの厨房では6年間、イタリア人と一緒に厨房で働きました。2000年日本帰国後は、成城と日吉で料理教室ラクッチーナをスタート。現地のレストランの厨房や家庭で出会った、素朴な料理やパスタ、お菓子に感動! まかない料理のように簡単で、美味しく、しかも、ちょっとおしゃれな料理を紹介してます。レストランできれいに飾った料理とは違った、きどらない、おいしくって簡単料理! お友達や家族と一緒に楽しめる、料理やテーブル作りを提案します。帰国後は、イタリアンをはじめ、各国料理、和食も紹介してます。