横浜でイタリア料理とパンの教室ラクッチーナサッチを主催してます。
料理家の藤野幸子です。
寒い季節、煮込み料理がつくりたい! でも時間がかかりそう。
そんな時におすすめは、イタリアの鶏の料理、カッチャトーラ

イタリアの家庭では定番の1品です。
カッチャトーラってどんな料理?
「カッチャトーラ(Cacciatora)」は、直訳すると**「猟師風」**。
イタリアの家庭で昔から作られてきた、素朴で実用的な煮込み料理。
もともとは猟に出た猟師が、
手に入った肉を、家にあるものでさっと煮込む
ということで出来上がった料理、
なので、気取らずパッパと作る料理なんです。
使われる肉は地方や家庭によってさまざま。
鶏、ウサギ、豚、時には羊。
トマト入りもあれば、白ワインだけのものもあります。
「これが正解」という形がないのも、カッチャトーラのいいところ。
家にある材料で気軽に作れます。

トマトあり?なし?どっちが本場?
これもよく聞かれる質問す。
答えは
👉 どちらも本場。
・中部〜南部:トマト入りが多い
・北部:白ワイン+香味野菜のみ、トマトなしも多い
白ワインだけで煮たカッチャトーラは、
素材の味が前に出て、翌日さらにおいしくなるのが特徴。
家庭料理だからこそ、
「今日はトマト気分」「今日は白ワインだけ」
そんな選び方でいいんです。
トマトもトマト缶だったりふれっしゅだったり。
こちらは私がカラブリアに行った時におしえてもらったカッチャトーラ

フレッシュのミニトマトをつかってさっぱり。とてもおいしかったです。
藤野流・カッチャトーラをおいしくするコツ
公式ブログなので、ここがいちばん大事なところですね。
① にんにくを効かせすぎない
カッチャトーラは“ガツン”より“じんわり”。
にんにくは香り付け程度で十分。あるいはいれなくてもいいくらい。
② ハーブはローズマリー1本でOK
何種類も入れない方が、
翌日、味が濁らない。おすすめは、ローズマリーやオレガノ
③ 煮込みすぎない
「長く煮た方がおいしい」は半分正解、半分間違い。
火を入れすぎると、肉の繊維が水分を手放してしまいます。
特に鶏肉の場合は20分をめやすに。
一度火を止めて休ませる。
この“間”が、家庭料理をぐっとおいしくします。
パスタやパンと一緒に楽しむのがイタリア流
イタリアの家庭では、
カッチャトーラは「それだけで完結」しません。
残ったかっちゃトーラは
・残ったソースでパスタ
・パンでお皿を拭うように食べる(スカルペッタ)
残り物には福がたくさんあるんです😃
この最後の一口まで楽しむ感じが、
いかにもイタリアの食卓。
パンを焼いている方なら、
少し酸味のあるカンパーニュやセモリナ入りパン、とても合いますよ。
まとめ:カッチャトーラは「正解のない家庭料理」
カッチャトーラは、
レシピ通りに作る料理ではありません。
その日の肉、その日の気分、家にある材料で作る。
だからこそ、長く愛されてきた料理です。
「これでいいのかな?」と迷ったら、
それはきっとイタリアの家庭料理に近づいている証拠。
肩の力を抜いて、
ぜひ自分のカッチャトーラを楽しんでみてくださいね
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