🍆ナスが主役!シチリアの太陽を感じる6月の料理教室
イタリア料理とパンの教室ラクッチーナサッチを主催
料理家の藤野幸子です。
6月の「ラクッチーナサッチ」対面レッスンは、南イタリア・シチリアをテーマに開催しました。だんだん暑くなるこの季節、やっぱり夏のイタリア料理といえばシチリア料理。気がつけばこの季節は毎年、シチリア料理になっている気がします。
食器もシチリアで買った思い出のお皿。ホッコリ手書きがテーブルを楽しくしてくれます。


夏野菜が美味しくなるこの季節、選んだのは、太陽をたっぷり浴びたナスとイワシ。この2つの素材だけで、ぐっと南イタリアの空気が漂います。
まずご紹介したのは、シチリアの代表的な前菜**「カポナータ」**。
ナスをとろりとするまで火を入れ、甘酸っぱいアグロドルチェの味つけに仕上げると、それだけで地中海の風が吹くよう。
実はこの「火の入れ方」、ほんの少しタイミングを変えるだけで、全く違う表情になるんです。ここがプロの腕の見せどころ。じっくり炒めて、余分な水分を飛ばしながら、旨みを凝縮させていきます。よくあるトマトソースに野菜が入っているそんなものを想像する方も多い方思いますが、イタリア人は食感を残さずにくたくたが大好き。\

続いては、イワシのトルティーナ。
これは、私がシチリアの漁港町で食べた感動の味をベースに、日本の食材でも再現できるよう工夫しました。
ポイントは香ばしいパン粉、ハーブ…シンプルながら奥深く、ワインとの相性も抜群。皆さんの「これは家でも作りたい!」という声がとても嬉しかったです。

パスタはスパゲッティ・グロッサという太めのタイプで。日本ではあまり知られてないシチリアらしいパスタです。
実はウイキョウを入れるバージョンもあるとか(これはまだ食べたことないので、今回はシンプルに再現。気づけばみなさん完食✨
こうした“ちょっと意外”な組み合わせこそ、イタリア地方料理の面白さでもあります。

そして、今回のドルチェはオリジナルレシピ。
私の考案した「サボイアルディのビスケットサンド」は、焼きたてビスケットにフレッシュチーズクリームと果物をサンドした、夏にぴったりの軽やかなスイーツ。
ちょっとティラミスにも似たような、でも全く新しい味わいに、笑顔がこぼれる時間になりました。

おまけには、サワー種のパンも登場。パンは料理教室でいつも焼きたてをご用意。
これはあえてシチリアとは少し違うスタイルですが、ナスやトマトとの相性が抜群で、「パンだけでもワインがすすむ〜」というお声も♪

レッスン直前のコンロをチラッと・・
ストウブでコンロぎゅうぎゅうです。

今回のレッスンは、私がシチリアを旅した時の記憶から生まれたメニューでした。
現地で教わった、素材の扱い方、火の入れ方、塩の使い方…。
どれも派手ではないけれど、料理ってこうやって“心に残る味”になるんだなと、改めて思わされた経験でした。
そんな想いを、少しでも皆さんと共有できたなら嬉しいです😊
こちらののレッスンの中から特に人気だったものは、6月のオンラインスクールでもご紹介します。お楽しみにに。
7月の対面レッスンも夏真っ盛り。またまた南イタリア料理をご紹介します。お楽しみに。。
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