🔪南イタリア発!「暗殺者のパスタ」
こんにちは、イタリア料理とパンの教室ラクッチーナサッチを主催してます。料理家の藤野幸子です。
今回は、ちょっと物騒な名前の「暗殺者のパスタ(Pasta all’assassina)」をご紹介します。
えっ、暗殺者!?
「そのパスタ、食べたらやられるの⁉️」と、初めて聞いた時は私もびっくりしました。
でもご安心を。命の危険はありません(笑)
🫒このパスタ、なぜ「暗殺者」?
発祥はプーリア州バーリの町。
フライパンにスパゲッティを生のまま放り込み、トマトソースで“焼きつける”という、イタリアンの常識を覆すワイルドな調理法です。
茹でません、煮ません、焦がします!(←これが大事)
トマトの甘みと香ばしさが引き出されて、パスタの表面はカリッと中はモチッ。まさに“焦がしパスタ”の決定版。

🍝私と暗殺者の出会い
このパスタに出会ったのは、数年前にプーリアを旅したとき。
地元のトラットリアで、シェフが「Assassinaはローマじゃ作れないよ!」と得意げに出してくれた一皿。
見た目は真っ赤、香ばしい香り。ひと口食べたら…
「え、なにこれ、めちゃくちゃ美味しい!しかも、ちょっと危険な香りもする!」
なんて冗談を言いながら、気づけば完食していました。
その場でレシピを聞き出し、日本に帰って何度も試作。
今ではすっかり我が家の“とっておき”メニューになりました。
🔥プロ目線で見る、暗殺者のコツ
この料理、実はとってもシンプル。フライパン一つで簡単に作っていただけるんです、

- フライパンに生のパスタを入れるなんて…と思わないこと
- 焦がすのを怖がらない(でも真っ黒はNG!)
- トマトソースは濃厚に。パッサータとピュレのW使いがポイント
- 水分は少しずつ足しながら、リゾットのように仕上げる感覚で
🍷おうちで旅するイタリア
暗殺者のパスタは、お料理初心者さんにもおすすめです。
なぜなら…“茹で加減”を気にしなくていいから!
フライパン一つでできるのも魅力。
暑い夏の日、キッチンでちょっとスパイシーな気分を味わいたい時にぴったり。
赤ワインと合わせれば、まるでプーリアの路地裏にいるような気分に♪
✨おわりに
料理には、人や土地との出会いがたくさん詰まっています。
「暗殺者のパスタ」も、その一つ。
名前はちょっと怖いけれど、実はとっても温かくて奥深い、南イタリアの家庭の味。
実は、たくさん何イン文を作るのはちょっと難しいので、こっそり家で楽しんでいますが、私のレッスンでもいつかご紹介したい、そんな大好きな一皿です。
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