レシピ

南イタリア発!「暗殺者のパスタ」

2025年7月12日

🔪南イタリア発!「暗殺者のパスタ」

こんにちは、イタリア料理とパンの教室ラクッチーナサッチを主催してます。料理家の藤野幸子です。

今回は、ちょっと物騒な名前の「暗殺者のパスタ(Pasta all’assassina)」をご紹介します。

えっ、暗殺者!?
「そのパスタ、食べたらやられるの⁉️」と、初めて聞いた時は私もびっくりしました。
でもご安心を。命の危険はありません(笑)

🫒このパスタ、なぜ「暗殺者」?

発祥はプーリア州バーリの町。
フライパンにスパゲッティを生のまま放り込み、トマトソースで“焼きつける”という、イタリアンの常識を覆すワイルドな調理法です。
茹でません、煮ません、焦がします!(←これが大事)

トマトの甘みと香ばしさが引き出されて、パスタの表面はカリッと中はモチッ。まさに“焦がしパスタ”の決定版。

🍝私と暗殺者の出会い

このパスタに出会ったのは、数年前にプーリアを旅したとき。
地元のトラットリアで、シェフが「Assassinaはローマじゃ作れないよ!」と得意げに出してくれた一皿。

見た目は真っ赤、香ばしい香り。ひと口食べたら…
「え、なにこれ、めちゃくちゃ美味しい!しかも、ちょっと危険な香りもする!」
なんて冗談を言いながら、気づけば完食していました。

その場でレシピを聞き出し、日本に帰って何度も試作。
今ではすっかり我が家の“とっておき”メニューになりました。

🔥プロ目線で見る、暗殺者のコツ

この料理、実はとってもシンプル。フライパン一つで簡単に作っていただけるんです、

  • フライパンに生のパスタを入れるなんて…と思わないこと
  • 焦がすのを怖がらない(でも真っ黒はNG!)
  • トマトソースは濃厚に。パッサータとピュレのW使いがポイント
  • 水分は少しずつ足しながら、リゾットのように仕上げる感覚で

🍷おうちで旅するイタリア

暗殺者のパスタは、お料理初心者さんにもおすすめです。
なぜなら…“茹で加減”を気にしなくていいから!
フライパン一つでできるのも魅力。

暑い夏の日、キッチンでちょっとスパイシーな気分を味わいたい時にぴったり。

赤ワインと合わせれば、まるでプーリアの路地裏にいるような気分に♪


✨おわりに

料理には、人や土地との出会いがたくさん詰まっています。
「暗殺者のパスタ」も、その一つ。

名前はちょっと怖いけれど、実はとっても温かくて奥深い、南イタリアの家庭の味。
実は、たくさん何イン文を作るのはちょっと難しいので、こっそり家で楽しんでいますが、私のレッスンでもいつかご紹介したい、そんな大好きな一皿です。

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  • この記事を書いた人
藤野幸子

藤野幸子

オリーブオイルソムリエ
野菜ソムリエ
健康管理一般指導員
豆腐マイスター認定料理講師

結婚後、フランクフルトのイタリアレストランで6年間、イタリア人と一緒に厨房で働く。
2000年に日本へ帰国。
成城と日吉で料理教室ラクッチーナをスタート。

多くの方に、まかない料理のように簡単で、美味しく、しかも、ちょっとおしゃれなイタリア料理作りを教えています。
レストランできれいに飾った料理とは違った、きどらない、おいしくって簡単料理!
お友達や家族と一緒に楽しめる、料理やテーブル作りを提案します。

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